ゲームをご購入(ダウンロード)いただくには アミューズメントセンターへの入会(無料)とEGGサービスへの加入(月額550円) が必要です。
配信日:2013.10.29
ドルゲスタン大陸にどこからともなく出現した魔王ダルグ。彼はその強大な魔力をもてあまし、ついに神王オルムズトに対し、反旗をひるがえすに至った。オルムズトはダルグの攻撃をかわし、遂に彼をドルゲスタンの地中深く封じ込めた。永久に続く劫罰をあたえんがためである…。数百年も前のできごとであった。
ダルグは復活した。未だに、地中に封印をほどこされてはいるものの強大な魔力を用いて、魔の生き物どもを、ある時は呼び出し、ある時は生命なき物から造り上げ、アランパルチャ、ドルゲスタンの両大陸に放ったのだ。魔物たちは暴れ続け、各地で数多くの殺戮を繰り返した…。
本作は1988年にリリースされたRPG。プレイヤーはトマの村の唯一の生き残りであるマーディとなって、剣技に長けたカーラマン、巨漢闘士のグレッシ、俊足のランナービリンチ、魔法使いの娘サージらと共に魔王ダルグの討伐に出発します。
ゲームはトップビューで戦闘はAIによるオートバトル。バトルはリアルタイムで進行するため、実に緊張感のあるものに仕上がっています。
それから本作を語る上で欠かせないのが世界の広さとゲームの難度。なんとマップは1万5000画面に及ぶ広大なものとなっており、開発には辛口ゲームレビュワーとして有名な落語家の三遊亭円丈氏がデザインしていることから、難度は折り紙つき。当時のゲームファンの間では「後半のディスク2はヒントのナシでは攻略できない!」と話題になるほどでした。
キャンプをすることで今日の稼ぎを分配するシステムがあったり、セーブがゲーム内通貨で有料であったり、会話シーンでは「チップ」「お酒」「フード」といったコマンドがあってこれを使わないと攻略できなかったりと、意欲作という言葉がぴったりの本作。骨太なRPGをプレイしたい人にはオススメといえそうです。
ちなみにマニュアルにはイラストやデータ表などがたくさん掲載されており、読み応えも抜群の内容となっていますので、ぜひご一読を。