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配信日:2015.12.01
その者たちは大陸を股にかけ、数多の冒険に身をゆだねてきた。ある時は深き迷宮にひそみ邪悪なる技を磨いてきた悪霊を退治し、またある時は平和な海を混乱に陥れんとする悪党どもを滅ぼした。まさに神出鬼没、悪あるところに彼らは姿を見せた。まぁ、ただ単に道に迷っての話だったのだが……。
『ディスクサーガ 湯煙に消えた美女達 夢の中へランデブー』は、ディスクステーション98#13に収録されていたRPGです。『DISC SAGA 依頼者はモンスター?』『ディスクサーガ 渚のバカ大将』に続く作品で、『ディスクサーガ』シリーズの有終の美を飾るタイトル。今回は、これまでと同様に、ゼン、ディー、リート、ペトゥムといった4人がドタバタの活躍をしますが、タイトルに“夢の中へ〜”とついていることからも予想できるように、夢の中をテーマとしたちょっと変わった冒険が楽しめるようになっています。
ゲームシステムは前作と同じくトップビューのシンボルエンカウント方式を採用しているので、敵にぶつからなければ戦闘は発生せず、キーテクニック次第では、戦わずしてマップ上を探索することもできるでしょう。戦闘では「戦う」「防御」「魔法」「道具」「逃げる」といったコマンドを選択するだけのコマンドバトルなので、誰もが直感的に楽しめることはうけあいです。
マニュアルによると、本来は温泉の街クロド舞台に、温泉たまごを横流しする悪の商人を退治するという設定だったそうですが、これはボツになったとのこと。とはいえタイトルには湯煙という単語が……。ということは温泉は健在なのでしょうか? はたしてどんな物語にしあがったかのかは、プレイヤーであるあなたの目で確認してください。