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配信日:2017.10.17
あの戦いから四年後——聖暦二四六二年。世界は新たな秩序を求め、混乱のただ中にあった。混沌の嵐が各地に吹き荒れる中で圧倒的な力を持つ国があった。「魔導科学は優れた者によって保護されるものである」自らを“魔導科学を統べる者”と名乗るその国は“グロスベイル”といった。魔導科学の独占と研究解明を進め、その圧倒的な戦力によって次々と近隣諸国を急襲、ガーディアンの弾圧などを行なった。
遺跡の封印の旅を続けるヴァイスとエレナの前に運命の扉を叩く男が現れる。彼の名はライゼル。かつて勇猛を馳せた南方・ティルガ族のガーディアン。しかし、グロスベイル帝国との戦いに敗れ右腕を失う。
グロスベイルと戦う事ができるのはヴァイスしかいない。そう考えた彼はヴァイスを探し世界中を渡り歩いたのであった。このままでは世界はグロスベイルによって支配される。魔導科学をあるべき姿へと導くにはグロスベイルを倒すしかない。ガーディアンVSグロスベイル。再び熾烈なる戦いが始まろうとしていた。
本作は1995年にリリースされた(少々独特なターン性の)シミュレーションゲームで、1993年にリリースされた『機装ルーガ』の続編にあたる作品。今回は成長したヴァイスとエレナがグロスベイルとの戦いに身を投じることになります。
ゲームはステージ制を採用しており、マップ毎に設定された目的を達成するとステージクリア。次のステージへと進めるようになっています。もちろん、各ステージでは手に汗握る戦闘が楽しめますが、戦闘は実に個性的で手応えのあるものに仕上がっているのです。というのは戦闘ではWC(ウエイトカウント)が重要で、実はこれがゼロになったユニットから行動できるシステムを採用。WCは装備や能力によって変動するため、重武装や高火力のユニットは行動が遅れがちになることも。WCを意識した育成や装備が戦いのカギを握っているといっても過言ではありません。
前作と比較してユニットの育成が経験値制に変更されていたり、新たにユニットが戦死するようになったり、WCによるユニークな戦闘が導入されていたり、ステージの途中でセーブが出来なかったりと、難度は高めの本作。戦略シミュレーションが好きな人にはオススメの傑作です。