ゲームをご購入(ダウンロード)いただくには アミューズメントセンターへの入会(無料)とEGGサービスへの加入(月額550円) が必要です。
配信日:2023.02.28
“万物の始祖”の死から始まったフォーセリアの歴史。初めに訪れたのは『神々の時代』でした。至高神ファリス、暗黒神ファラリスなどの6大神をはじめ、幾百もの神々が誕生。彼等は“精霊界”“妖精界”“物質界”の3つを造り、世界に散らばる混沌に法を与えました。
やがて神々自身の間に不和が起こり、フォーセリアを2分する争いに発展。激戦は皮肉にも神々自身の肉体を奪い『神々の時代』は終りを告げました。世界は再び混沌に支配されますが、人間は神から授けられた魔法の技に磨きをかけ“カストゥール”と呼ばれる王国を建設。『魔法の時代』が到来します。
しかし魔法の時代も永遠ではありませんでした。アトンという魔物が現れ、その怪物を倒す代償として王国を支えていた“魔力の塔”が崩壊してしまったのです。こうして『魔法の時代』が滅びた世界では、魔力の代わりに武力、剣の力が求められるようになったのです。己の運命を剣で切り開く時代、すなわち『剣の世界(ソードワールド)』の到来です……。
本作は1994年にリリースされたロールプレイングゲーム。前作『ソード・ワールドSFC』の続編にあたる作品です。プレイヤーは冒険者となって、車輪の騎士団に所属している人間の騎士アーヴェル・セレダイン、オランの賢者学院に通う魔術師サレム、女盗賊兼精霊使いのハーフエルフのマティアラ、自由人パルマーの末裔である人間のパーミアらと共に冒険をすることになります。
ゲームシステムはTRPGテイスト満載の前作を踏襲。街中では移動先をメニューから選択、建物や洞窟では実際にキャラクターを動かして移動し、町から町へは地図上で移動先を選択することで行います。なお洞窟での移動時に敵シンボルに接近するだけでシームレスに戦闘に突入。移動マップをそのまま利用したタクティカルなバトルへと発展します。
今回はフォーセリア大陸の自由街道を中心とした冒険譚が楽しめるようになっており、シナリオはほぼ一本道となってしまいましたが、ゲーム終盤のプレイヤーの選択によって2種類の結末が用意されています。なお本作のメインシナリオを小説化したものが小説『自由人の歎き』なので、興味がある方はぜひチェックしておくといいでしょう。より本作が楽しめるかもしれません。
© 水野良・グループSNE・出渕裕 発行:株式会社KADOKAWA