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配信日:2009.02.10
『覇邪の封印』(1986年)は、工画堂スタジオの初期を代表数するファンタジーRPGです。本格的なパーティプレイを楽しめるフィールド型RPGとして人気を博し、その独自の世界観から“異次元ソフト”とも銘打たれました。複雑な魔物設定や入り組んだ歴史、さらにはゲームをクリアするともらえる“終了認定証”キャンペーンなどが、当時のユーザーを虜にしました。
我々の世界とは別の空間、剣と魔法が君臨する幻想の異世界。ここには、遠い昔に大いなる混乱と恐怖をもたらした魔物の軍勢が支配する、異次元へと繋がる通路が存在した。先史の勇者イアソンの命を賭した覇業により、その通路は塞がれていたが、長年の歳月により封印の伝承は風化し、無知なる者によって封印は取り去られてしまったのである……。
再び凶悪な軍勢を吐き出し始める異次元の通路。世界一の大国アルカスの軍をもってしても、一時的な小康状態を保つしかできない中、世界を治める長老たちは勇者イアソンの末裔となる主人公に、世界に隠された通路の封印、即ち“覇邪の封印”を見つけ出す旅を託した。
戦闘での成長だけではなく、たくさんの人の話を聞き、いくつもの謎を解かなければいけない高難易度こそ、本ゲーム最大のポイント。街中やフィールドを行き交う人々の話はもちろん、後半では魔物からも話を聞けるようになります。じっくり助言に耳を傾けることが、ゲームクリアの大きな手助けになることでしょう。
仲間と情報を集め、幾多の謎を解いて世界を窮地から救い出す、まさに古きよきロールプレイングゲーム。国産RPGの古典を語るうえで外せない一作です。