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配信日:2010.03.02
1999年が近づくにつれ、日本ではハルマゲドンに対する防御策として陰陽道が研究されていた。その研究の中“式鬼”という使い魔が作られたが、やがて式鬼達は群れをなして人間達を襲い始めた。それは後に“式鬼の刻”と呼ばれる時代の幕開けだった。そんな中、式鬼と人間との間に生まれた鬼人(おにびと)“宇都宮隼人”は、中国地方を制圧した式鬼の集団“鬼龍”の首領であり父親でもある式鬼“龍王”を倒すための旅を続けていた……。
『式鬼の刻 −中国編 第一章−』は、1992年にコンパイルから発売された『ディスクステーション98 #15』に収録されていたRPGです。全四章からなる物語で、今回は第一章の配信となります。そんな本作の特徴は、RPGにしては珍しく日本の中国地方が舞台となっており、随所に和風の要素を取り入れている点にあります。妖怪を思わせる式鬼のデザインや、和楽器的な音色を取り入れたサウンドなどは、他ではあまり見られない本作ならではの見所といえるでしょう。また、戦闘は画面内を動きまわる式鬼達と接触すると、コマンド選択式の戦闘が開始されるという、非常にとっつきやすいシステムを採用。特にRPGになじみのない人でも、気軽に本作のシナリオが楽しめます。父親を倒す事が目標という穏やかでない内容でありつつも、遊びやすくデザインされた本作品は、西洋風なRPGに食傷気味な方にオススメの作品といえるでしょう。