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配信日:2011.05.10
200X年。冷戦終結の結果、国内事情の悪化が続いたアメリカでクーデターが発生し、極右軍事政権が誕生した。これは世界がこれまで体験したことのない脅威だった。なぜならこれまで「世界の警察」であったはずのアメリカが、今や世界最強の敵として立ちはだかっているのだ。しかし、だからといってそれを放置することができないのも事実である。苦境に立たされた国連は、ついに決断を下した。その理念と全威信を賭けて、アメリカと対決することを……。
『ヘッドクォーターズ アメリカの悪夢』は、1993年にアルゴラボからリリースされたターン制のシミュレーションゲームです。近い未来、もしもアメリカが世界の脅威となったら……という“もしも”が体験できるゲームで、プレイヤーはアメリカ、日本、イギリス、フランス、ドイツ、中国、ロシア、イラクから1つを選んで参戦し、アメリカ本土への侵攻作戦で指揮を振るって戦うことになります。
本作では、外交、軍団の作成/編成、軍事費の割合の設定といった大局的な指示を出すグローバルモードと、兵器同士が激突した際の戦闘を指示するローカルモードの2種類のモードで構成されています。ちなみに戦闘では、90式戦車、M1エイブラムズ、HA-64アパッチF-15、FSXなど、現代兵器モノでは定番ともいえるユニットが多数登場します。
勝利条件は同盟国以外を駆逐することですが、本作ではこれを一次勝利と呼んでおり、さらにゲームを続けて真の勝者を決めることもできます。果たして打倒アメリカ後に、世界のリーダーとして君臨するのは、どの国家なのでしょうか……。
ターン制のウォーシミュレーションといえば、ユニットの移動→戦闘→次のユニットの移動を繰り返すものが多い中、本作では全ユニットの移動予定を決定した後に後で一括処理したり、戦闘の前に支援要請が可能だったり、経済面をなるべく簡略化したり……他にも自走砲の制圧攻撃を再現するなど、意欲的なウォーシミュレーションとして知られています。骨太なウォーゲームを求めるなら、プレイを一考する価値はあるタイトルといえるでしょう。