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配信日:2012.04.03
俺は超能力者チェスター・サントス。この物語の主人公だ。ま、気軽にロバートと呼んでくれ。持ち前の超能力で生計を立てていたんだが、その力のおかげ(かどうかは知らんが)異端者とみなされ村から追い出されてしまった。これだからイナカは嫌いなんだ。プータローになってしまった俺は、しかたないから違う町で仕事を探すことにした。話は変わるが、おぬし、中華料理は好きか?
『エスパー無宿』は、1993年に発売されたブックタイプのDS#2に収録されていたRPGです。本作は、家を焼かれて町を追い出されてしまった超能力者のロバートが、なんとか隣町にたどり着き、そこである仕事を依頼されるところから物語はスタートします。そして森や岩山などを舞台に、御神体との対面、犬人間の棟梁ポチとの遭遇など、さまざまな冒険を繰り広げることに……。
本作は、この手のRPGとしては珍しくサイドビューで展開します。戦闘はエンカウント方式のターン制。戦闘ではスピードが速くイニシアチブをとりやすい“弱攻撃”、弱攻撃の1.6倍の攻撃力だが攻撃速度は1/2になってしまう“強攻撃”、1ターンを消費してパワーをチャージする“タメ”などを駆使して戦います。特にタメは重要で、ターンを消費してパワーを3段階までチャージ可能。そしてタメと攻撃を組み合わせることで、“ワンツーパンチ”“怒りの連続攻撃”“俺の怒りは頂点に達した!”“デスダンス・マッドリー”など、多彩な攻撃を繰り出すことは可能になります。
コンパイル作品には、“一見おちゃらけているものの、実はしっかりしたゲーム”というモノが多いのですが、本作でもそうしたテイストは健在。三枚目の主人公やユニークなストーリーでありながら、意外と練られた戦闘システムなどを搭載しているあたりは、コンパイル魂が感じられるといっても過言ではないかもしれません。