マイクロキャビンの90年代を代表するタイトルのひとつ『エルムナイト』(1992)。そのPC-9801版ゲームミュージックをEGG MUSICにて初めて完全サントラ化!
音楽担当はマイクロキャビン・サウンドチームの要である新田忠弘、および彼とともに『Xak ガゼルの塔』『幻影都市』を手がけた福田康文の二名である。今回は『幻影都市』でも滲ませたサイバーパンク・ロック色を、よりスタイリッシュに、よりストレートな形で展開。この時期のマイクロキャビンに特有のスーパーソリッドなベースを、とことんタイトなドラミングとがっちり絡ませ、実にスマートなFM音源サウンドを紡ぎ出している。その一方で、実験的な音をそつなく効果的に配置してみせるなど、小技を効かせた箇所も随所にあり、なかなか油断ができない。一聴するとマイクロキャビンの音としては若干乾きすぎな印象があるかもしれないが、それだけに、噛めば噛むほど味の出てくる仕上がりとなっているのである。
なお今回は完全サントラ化ということで、ボーナストラックとしておまけゲーム『KAX2』の楽曲(初代『KAX』からの追加曲のみ)も収録している。こちらもあわせてお楽しみいただければ幸いだ。