『夢幻戦士ヴァリスII』はX68000、PCエンジン、メガドライブなどさまざまな機種に移植されているが、もっとも均整の取れたゲームミュージックを聴かせるのは、やはりオリジナルのPC−8801版だろう。過去にも一度サントラ化されたその音楽が、EGG MUSICにおいて完全新録音+リマスタリングで復活を遂げる!
音楽担当は前作を手がけた小川史生、のちに日本一ソフトの名物コンポーザーとして知られることになる佐藤天平、そして当時まだ駆け出しの日本テレネット社員だった梶原正裕の3名。それぞれの個性が絶妙なバランスで調和した本作のサウンドは、『ヴァリス』シリーズ中でも最高傑作のひとつに数えられるものである。
88版『ヴァリスII』は、一部の楽曲がゲームプレイ中とミュージックモードとで異なるが、今回はこだわりの実機録音で、その全てを余さず収録しており、コンプリート・サウンドトラックスといってよい内容となっている。