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配信日:2015.10.13
時は大正時代、ロマンを謳歌して華やかに咲き誇り、散っていった時代の中で、栄華をきわめていた貿易商、「影谷恍太郎」が謎の死を遂げた。その遺言として残されたのは、数枚の謎めいた西洋骨牌(タロットカード)だけだった。やがて恍太郎の莫大な財産を巡り、残された影谷家の人々に不信と疑惑が渦巻き始める。主の死に殺人の疑いを抱いた執事、辰野銀蔵の依頼により、私立探偵の藤堂龍之介は影谷家の邸宅「琥珀館」へと乗り込んだ。密かに捜査を進める彼の前で、相次いで起こる新たな殺人。果たして、恍太郎が残した絵札が意味するものは? そして、真犯人は一体誰なのか……。
本作は1988年にリリースされたコマンド選択方式のアドベンチャーゲームで「藤堂龍之介探偵日記シリーズ」の第一弾にあたる作品。プレイヤーは探偵の藤堂龍之介となって、「琥珀館」を舞台とした殺人事件に挑むことになります。
推理アドベンチャーの醍醐味として推理がありますが、本作には多くの人物が登場し、複雑な人間関係などを整理しながら手がかりを探していく面白さは、ならではのものといえるでしょう。
セピア調に彩られた大正ロマンの世界を舞台に、あなたは推理を働かせて難事件の解決に乗り出します。次々と発生する殺人事件の真犯人は? そして、その動機はいったい何なのでしょうか。